小学生ロボコン KVイメージ

全国大会ルールブック

更新日:2025年12月2日
※はじめに
  • ルールブックはかなら大人おとなひとといっしょにんでください。
  • ルールブックの内容ないようは、更新こうしんされる場合ばあいがあります。このページを定期的ていきてきに、とく事前じぜんキャンプまえ大会前たいかいまえかなら確認かくにんしてください。
  • ルールについての質問しつもんは、わせからけます。

今年ことしのミッション

Great Big Bridge
(ぐれーと・びっぐ・ぶりっじ)

今回こんかいのミッションは、フィールドにらばっている土台どだいはしわせて、よりおおきなはしをかけることです。 ミッションをクリアするためのロボットや作戦さくせんかんがえて、チームでチャレンジしてください。

  • ロボットはスターとうから出発しゅっぱつします。競技きょうぎフィールドないにある土台どだいはこんだり、資材倉庫しざいそうこにあるはしはこんで土台どだいにのせたりして、はしをかけていきます。
  • ゴールドとうのプログラミングロボットにのっている土台どだいはしをかけたり、たくさんのはし土台どだいをつかって、みんながおどろくおおきなはしをかけたりすると、よりたか得点とくてん獲得かくとくできます。
  • ミッションチャレンジはチームせんとなります。ミッションチャレンジは前半ぜんはん後半こうはんがあり、前半ぜんはん各選手かくせんしゅ1ぷん後半こうはんはチームメンバーで1ぷん30びょうとなります。前半ぜんはんはじまるまえに、プログラミングロボットをうごかす時間じかんが30びょうあります。

表彰ひょうしょう

小学生ロボコン大賞 チーム部門

チームの合計得点(競技得点・チームアイデア得点・個人アイデア得点の合計)が最も高いチームに贈られる。
※1チームあたり2回行うミッションチャレンジのうち、チームの合計得点が高かった回の得点で決定。


小学生ロボコン大賞 個人部門

個人アイデア得点が最も高い個人に贈られる。


プログラミングロボット賞

プログラミングロボットのプログラム・機能が審査員に最も評価されたチームに贈られる。


特別賞

特別協賛・協賛各社が選出。各社がそれぞれ評価したチームに贈られる。


MVR(Most Valuable Roboconist)

出場選手の投票で選出。他の選手に最も評価された、すなわちロボコニストたちのあこがれとなった個人に贈られる。

競技きょうぎフィールド

競技フィールド図面
※競技フィールドの周りには床面から高さ5cmのフェンスがあります。

競技フィールドの詳細サイズ
プログラミングロボットの大きさ

※それぞれの画像をクリックすると、
大きな画像でご覧いただけます。

競技フィールドの詳細サイズ プログラミングロボット
×
スター島 セッティングタイムにロボットを置くエリアです。
シルバー島 橋をかけると高得点になる固定土台があります。
ゴールド島 チームでつくったプログラミングロボットの目的地です。周囲の黒色の円部分も含みます。ミッションチャレンジ後半は、ゴールド島にある金色の土台(プログラミングロボットにのっている土台)に橋をかけると高得点になります。
海ゾーン プログラミングロボットのスタート地点とゴールド島をむすぶ航路が3種類あります。ミッションチャレンジ前半は、ロボットはこの航路をこえて移動することはできません。
資材倉庫 橋と動く土台の保管場所です。

はし土台どだいつくりかた
(競技用品)

土台
動く土台(白色) 固定土台(銀色) プログラミングロボットの土台(金色)
土台の種類と数 30個 3個 1個
大きさと材質 7オンス(205mL)、高さ約8cm、口径約7.3cm、底の直径約5.2cmの紙コップ 7オンス(205mL)、高さ約8cm、口径約7.3cm、底の直径約5.2cmの紙コップ、銀色に塗布 競技フィールドの床面からの高さ約8cm、上面の直径約8cmの紙で作られた土台
置き方 セッティングタイム時に選手が資材倉庫からすべて取り出し、スター島内に土台全体がおさまるように、紙コップを逆さま(口が空いた部分が競技フィールドの床面側)にした状態で置きます。 紙コップを逆さまにした状態で置かれています。動かすことはできません。 プログラミングロボットの上に固定されています。
橋の数 30本
大きさと材質 2021cm × 2cmの木製割り箸(元禄)/2膳の割り箸を箸の上から下までの幅ができるだけ同じになるようにセロテープで固定
置き方 資材倉庫内に置きます。
資材倉庫
資材倉庫の数 3か所(選手1人につき1か所)
大きさと材質 橋と動く土台が収まる大きさの取手つきプラスチック製カゴ
置き方 セッティングタイムの前に、主催者が競技フィールドの外に用意します。それぞれの資材倉庫には、動く土台10個が5個ずつ重なった状態で横向きに入っています。橋10本の入れ方は特に決めません。

ミッションチャレンジのなが
(競技の流れ)

各チーム2回ずつ、以下の①~④をおこないます。順番は全国大会前日におこなうくじ引きで決定します(2回目も1回目の順番と同じ)。

1

プログラミングロボットの出航

制限時間:30秒
① 航路を決める

チームメンバーの1人がサイコロを振り、チームでつくったプログラミングロボットの航路(スタート地点とゴールド島をむすぶ線)を決めます。

② 準備

プログラミングロボットを航路のスタート地点に置き、準備ができたら、チームメンバーの1人が審判に準備ができたことを伝えてください。

③ 出航

審判の合図で、チームメンバーの1人がプログラミングロボットのスイッチを入れ、プログラミングロボットを出航させます。制限時間は30秒です。

④ 着岸

プログラミングロボットがゴールド島で停止するか制限時間が終了したら終了です。プログラミングロボットの位置にかかわらず、制限時間の途中でもチームメンバー全員で「終わります」と宣言することで終了することもできます。終了したら、チームメンバーの1人がすみやかにプログラミングロボットのスイッチをその場で切り、その場にプログラミングロボットを置いてください。
プログラミングロボットがゴールド島に少しでも入っている場合、着岸したとみなします。

※事前に①〜④の担当をチームで決めておいてください。1人が全て担当しても分担してもかまいません。
※サイコロは主催者が用意します。
※セッティングタイムがはじまる前までに、どの選手がどのスター島にロボットを置くかチームで決めておいてください。
※④の終了後、審判の合図で最大30秒間は、チームメンバーは選手自身の手で、資材倉庫にある動く土台と橋を他の選手の資材倉庫に移動することができます。ただし、「1つの資材倉庫に入っている動く土台と橋の数の合計」は各選手20でなければいけません。
2

セッティングタイム

セッティングタイム:1分

ベストパフォーマンスが出せるように、深呼吸をして気持ちを落ち着かせたり、緊張をほぐしたりして、心の準備もしておきましょう。各選手は以下の準備ができたら、審判に準備ができたことを伝えてください。

ロボット

選手自身の手で、自分のロボットをスター島に置きます。1つのスター島に置けるロボットは1台です。

動く土台

選手自身の手で、資材倉庫にあるすべての動く土台をスター島に置きます。動く土台どうしがふれていたり、ロボットにふれていたりしてはいけません。1つのスター島に置くことができる動く土台の数は最大20個です。動く土台を重ねて置くことはできません。条件を満たしていれば、置き場所は自由です。

選手自身の手で、自分の資材倉庫にある橋を自分のロボットにのせることができます。

※競技フィールドを真上から見たとき、すべてのロボットとすべての動く土台、ロボットにのせたすべての橋が、スター島に収まるようにしてください。一部でもスター島から出ているとスタートができません。
動く土台と橋の総数の例

・選手Aの資材置き場に入っている動く土台と橋の数「動く土台:20個、橋:0本」
・選手Bの資材置き場に入っている動く土台と橋の数「動く土台:0個、橋:20本」
・選手Cの資材置き場に入っている動く土台と橋の数「動く土台:10個、橋:10本」

3

ミッションチャレンジ

チャレンジ時間:4分30秒(全体)

選手が1人ずつチャレンジする前半と、チームメンバー全員で一緒にチャレンジする後半があります。選手自身のロボットを自分で操縦して、以下のA~Cのミッションにチャレンジします。チャレンジする順番は自由です。

A. 動く土台を運ぶ

動く土台を競技フィールド内にある島や海に運びます。

B. 橋を運ぶ

選手自身の手で資材置き場にある橋をスター島内にあるロボットにのせたら、ロボットを操縦して橋を運びます。スター島内にあるロボットにふれている橋の位置を選手自身の手で調整することもできます。スター島以外にあるロボットに選手自身の手で橋をのせることはできません。

C. 橋をかける

橋を土台にのせて、橋をかけます。

※競技フィールドの外であれば資材倉庫を移動させてもかまいません。ただし、資材倉庫から橋を出したり入れたりするときは、競技フィールドの外の床面に資材倉庫の底面がふれていなければいけません。
※プログラミングキットを使用しているロボットの場合、ミッションチャレンジスタート後にロボットのスタートボタンを押すこともできます。
※動く土台を資材倉庫に移動すること、チームでつくったプログラミングロボットを移動することはできません。
ロボットアイコンミッションチャレンジ前半

選手が1人ずつミッションチャレンジをおこないます。スタートの合図は「スタート5秒前、3、2、1、スタート!」です(4秒前はコールしません)。

① 1人目のチャレンジ
制限時間:1分
② 2人目のチャレンジ
制限時間:1分
③ 3人目のチャレンジ
制限時間:1分

ミッションチャレンジ前半は、以下の決まりがあります。

  • ロボット全体がプログラミングロボットの航路(スタート地点とゴールド島をむすぶ線)をこえてはいけません。
  • ゴールド島にロボットや動く土台、橋が入ってはいけません。

各選手は1分間のミッションチャレンジの時間が終了したら、すみやかにその場でロボットを止めてください。前の選手のチャレンジが終了するとすぐに次の選手のチャレンジがはじまります。

※事前にミッションチャレンジ前半の出場順をチームで決めておいてください。
※スタートの合図(「スタート5秒前、3、2、1、スタート!」)は1人目のチャレンジのスタートの時だけおこないます。
※ミッションチャレンジ前半、他の選手のロボットのケーブルにからまるなど複数のロボットがかかわる状態となった場合、審判の指示にしたがってください。
※他の選手のチャレンジ中、ロボットを操縦したりロボットにふれたりしてはいけません。ただし、コントローラーを手でもつことはかまいません。
ロボットアイコンミッションチャレンジ後半

ミッションチャレンジ前半の3人目のチャレンジが終了するとすぐにミッションチャレンジ後半がはじまります。各選手はミッションチャレンジ前半終了時にロボットを止めた位置からロボットを動かしてください。

④ チームメンバー全員が一緒にチャレンジ
制限時間:1分30秒
※スタートの合図(「スタート5秒前、3、2、1、スタート!」)はありません。
4

ミッションチャレンジ終了・採点

制限時間が終了するか、チームメンバー全員で「終わります」と宣言した時点で、ミッションチャレンジ終了となります。ミッションをどこまで達成できたかによって決まる得点(競技得点)と、ロボットのアイデアによって決まる得点(チームと個人のアイデア得点)を採点します。

得点とくてん

総合得点

1000
競技得点 500
+
チームアイデア
得点
140
+
個人アイデア
得点
360
競技得点

最大(計)500

ミッションチャレンジ終了時の「最も得点が高いかけた橋に含まれる土台の数」と「最も得点が高いかけた橋が島と島をつないだ数」による得点を審判が採点します。得点は以下の土台の数で計算します。

1. かけた橋に含まれる土台の数による得点(最大365点)

① 動く土台(白色)
最大150
1個あたり5点 × 30個
② 固定土台(銀色)
最大105
1個あたり35点 × 3個
③ プログラミングロボットの土台(金色)
110
110点× 1個
  • 2個以上の土台に1本の橋が「直接ふれている」状態でのせると、橋をかけたとみなされて得点になります。
  • かけた橋どうしがつながっている場合、1つの橋をかけたとみなされます。
  • ミッションチャレンジ終了時に橋が2つ以上かかっている場合、「最も得点が高いかけた橋」の得点を、かけた橋に含まれる土台の数による得点とします。
※倒れた状態の土台(口が空いた側の全面が競技フィールドの床面に接していない状態の土台)に橋をのせた場合、橋をかけたとみなされません。
※「プログラミングロボットの土台(金色)」がゴールド島に着岸していない状態で競技フィールド内にある場合、その土台の得点は10点となります。

2. 最も得点が高いかけた橋が島と島をつないだ数による得点(最大135点)

「最も得点が高いかけた橋が島と島をつないだ」場合、以下の得点が追加されます。

④ ゴールド島とスター島をつないだ場合
最大90
つないだスター島1島につき30点 ×3島
⑤ シルバー島とスター島をつないだ場合
最大45
つないだスター島1島につき15点 ×3島
※④⑤は最も得点が高いかけた橋に含まれる土台が、それぞれの島に1個以上完全におさまっている場合、得点の対象となります。ただし、完全におさまっているかどうかにかかわらず、ゴールド島に着岸したプログラミングロボットにのっている土台は得点の対象となります。
チームアイデア得点

最大(計)140

チーム全体のアイデアを審査員が採点します。

① チームで協力してチャレンジができているか
最大100
② 「Great Big Bridge」にふさわしい独自の橋の表現
最大40
個人アイデア得点

最大(計)360

各選手のロボットのアイデアを審査員が採点します。

① ロボットの仕組みや動作のアイデア
最大270
各選手最大90点×3
(1チームあたりの選手数)
② ロボットの装飾
最大90
各選手最大30点×3
(1チームあたりの選手数)
同点時の順位決定方法

合計得点が同点だった場合は…

  • チームアイデア得点が高いチーム、それでも同点の場合は個人アイデア得点の合計が高いチームを上位とします。
  • 前項の得点がすべて同点の場合、審査員の合議によって順位を決定します。
  • 個人アイデア得点が同点だった場合、審査員の合議によって順位を決定します。

リトライ

  • ミッションチャレンジの時間内にロボットの調整などをしたいときは、審判に伝わるように大きな声で「リトライ」と言ったり、手を挙げたりして合図をしてください。
  • リトライの理由はなんでもかまいません。
  • リトライの宣言後、ロボットの調整をする場合、リトライを宣言した選手自身の手で、ロボットはリトライを宣言したときの位置で調整をしてください。ロボットをスター島などに移動することはできません。
  • リトライを宣言したとき、ロボットにふれている橋や土台がある場合、リトライを宣言したときの橋や土台の状態で再スタートしてください。ただし、ロボットにふれている橋をリトライを宣言した選手自身の手で資材倉庫に戻すこと、スター島内に完全におさまっているロボットにふれている橋の位置をリトライを宣言した選手自身の手で調整することはかまいません。
  • リトライ中、競技フィールド内にある橋や土台を、選手自身の手で移動させることはできません。ただし、競技フィールド内の橋をリトライを宣言した選手自身の手で資材倉庫に戻すことはかまいません。
  • 再スタートするまでのあいだ、必要があれば選手は競技フィールドの中に入ることもできます。競技フィールド内の土台や橋を動かしてしまった場合、審判の指示にしたがってもとの位置に戻してください。
  • ロボットが変形してスタート時の大きさ(幅30cm×奥行30cm×高さ30cm以内)を超えている場合、ミッションチャレンジ前半のスタート時の大きさに戻してから再スタートしてください。
  • リトライ中も競技の時間は進みます。
  • リトライの回数に制限はありません。リトライを宣言したことで減点になることもありません。
  • 再スタートをするときは、審判に伝わるように大きな声で「スタートします」と言ったり、手を挙げたりして、合図をしてください。

ルール違反いはん

  • プログラミングロボットの出走中やセッティングタイム中、リトライの宣言から再スタートのあいだ以外のミッションチャレンジ中、人がロボット(プログラミングロボットを含みます)やロボットから分離されたもの、土台や橋、競技フィールドにふれること。ただし、ミッションチャレンジ中の選手が橋を資材倉庫からスター島内にあるロボットにのせることやスター島内にあるロボットにふれている橋の位置を調整すること、プログラミングロボットのスタートボタンを押すことはかまいません。
  • プログラミングロボットの出航以外の時間にプログラミングロボットを動かすこと。
  • ミッションチャレンジ前半、ロボット全体がプログラミングロボットの航路(スタート地点とゴールド島をむすぶ線)を完全にこえること。こえてしまった場合、審判の指示にしたがってプログラミングロボットの航路をこえる直前の位置に選手がロボットを操縦して戻してください。
  • ミッションチャレンジ前半、ゴールド島にロボットや動く土台、橋が入ること(上空を含みます)。ゴールド島に着岸しているプログラミングロボットの土台(金色)にふれること、その土台の上空に入ること。入ったりふれたりした場合、審判の指示にしたがってください。
  • ミッションチャレンジ中、ロボットや土台、橋が競技フィールドのフェンスをこえて完全に外に出ること(資材倉庫にある橋はのぞきます)。競技フィールドの外に出てしまった場合、審判の指示にしたがってください。ロボットが競技フィールドの外の床面にふれている場合、強制リトライとなります。土台や橋が競技フィールドの外の床面にふれている場合、その土台や橋を審判が取り除きます。
  • 選手がコントローラーを引っ張ってロボットを動かしたり、コントローラーのケーブルなどで土台や橋を動かしたりすること。
  • 選手以外が競技の手助けをすること(結果として手助けになった場合も含みます)。
  • 他の選手の妨害や非難などをすること。
  • 審判団や小学生ロボコン事務局の指示に従わないこと。
  • その他ずるい行為など、審判団が不適切と判断したこと。
  • 競技中の選手以外が、ロボットや競技フィールドなどに何らかの影響をあたえた場合、わざとかどうかに関わらず、競技を中断したり、ルール違反になったりする場合があります。
  • 軽微なルール違反は反則とし、審判団が強制リトライを命じることがあります。強制リトライ時は、残り時間で審判団が指示するスター島から再スタートすることになります。反則をして運んだ橋や土台は審判がフィールド外に取り除きます。
  • 重大なルール違反は、失格になることがあります(得点などの記録も無効になります)。
  • 「お申し込み」ページで説明している禁止事項も含まれます。

ロボットのまりごと

  • チームで1台つくるプログラミングロボットのほか、選手1人につき1台のロボットで参加してください。
  • 「ロボットとコントローラーづくりに使える材料」に書いてある材料を使って、すべて参加する選手本人が材料の加工もおこない、オリジナルのロボットやコントローラーをつくってください。
  • キャラクターをつかう場合、選手本人が考えたオリジナルのキャラクターをつかってください。
  • 既製品の物理的な改造、3Dプリンター、レーザーカッター、CNCフライスなどの自動工作機の使用、コントローラーをひもなどで首や体にさげることは禁止です。
  • ロボットのサイズは、ミッションチャレンジ前半をスタートするときとリトライ宣言をしてから再スタートするときは、幅30cm×奥行30cm×高さ30cm以内でなければいけません。
  • ミッションチャレンジスタート後、ロボットを変形させる(機構としてかたちを変える)ことができます。変形後のロボットのサイズは、幅60cm×奥行60cm×高さ60cm以内でなければいけません。ロボットに人がふれて変形させることはできません。
  • ロボットの一部をわざと切り離したり、打ち出したりすること(分離)はできません。ひもなどでロボット本体とつながっているものはロボットの一部とみなします。
  • ロボットに乾電池をつけることは禁止です。
  • ロボットの決まりを守っていない選手は参加できません。全国大会前日に主催者がロボットを確認します。確認後にロボットの改造はできません。また、競技中に違反が判明した場合、ただちに競技を中断し、得点などの記録も無効になります。

ロボットとコントローラー
づくりに使つかえる材料ざいりょう

各選手のロボットとコントローラーづくりに使える材料は、以下のA~Fの材料です。個数の制限がある材料は、それよりも少ない個数だけ使ってもかまいません。ロボットに使ってよいか分からない場合、必ず事前に小学生ロボコン事務局に問い合わせをしてください。

<使える個数>

  • モーター: 選手個人のロボット1台につき4つまで
  • コントローラー: 選手個人のコントローラー全体で、スイッチは4つまで、電池ケースは2つまで
  • 電池: 選手1名につき単3型一次電池を4本まで

以下は禁止となります。

  • モーターをコントローラーに使うこと
  • スイッチや電池ケースをロボットに使うこと
  • モーター、スイッチ、電池ケース、電池を改造すること
  • 電池ケース同士をつないで使うこと
  • 二次電池(充電池)を使うこと
A

大会推奨キット

「ユカイな乗りものロボットキット」
ユカイ工学株式会社/品番:YE-EDU014
※モーター2つ、スイッチ2つ、電池ケース1つが含まれています。
「ユカイなぼうけんクラフトキット」
ユカイ工学株式会社/品番:YE-EDU004
※モーター2つ、スイッチ2つ、電池ケース1つが含まれています。
「ユカイな生きものロボットキット」
ユカイ工学株式会社/品番:YE-EDU001
※モーター2つ、スイッチ2つ、電池ケース1つが含まれています。同梱されているピンポン玉は使用できません。「ばんのうジョイント」についての注意は下記を必ずご確認ください。
「ばんのうジョイント」
ユカイ工学株式会社/品番:YE-EDU012
※切って使用することは禁止です。
B

その他の既製品

大会推奨キットに含まれている材料と同程度の性能のモーター、スイッチ、コントローラー、電池ケースなどを使用できます。

B-1. モーター
ツインモーターギアボックス
株式会社タミヤ
3速クランクギヤーボックスセット
株式会社タミヤ
ミニモーター薄型ギヤボックス(2速)
株式会社タミヤ
B-2. スイッチ

定格DC6V以上、0.3A以上、3ポジションのもの、または、同程度のスペックのもの。
これらを使用する場合、事前に事務局にスペックシート(条件を満たしていることがわかるメーカー説明書などの資料。通販サイトなどの情報は不可)を提出して許可をもらう必要があります。

B-3. コントローラー
2チャンネルリモコンボックス
株式会社タミヤ
B-4. 電池ケース

定格1.5V以下の乾電池2本を直列につなげる構成のもの。

※ケーブルをはんだ付けする必要があります。
C

タイヤ

以下のタイヤに限り既製品を使うことができますが、走行以外の目的で使うことはできません。自作してもかまいません。

kurikitタイヤ2
ユカイ工学株式会社
スポーツタイヤ
株式会社タミヤ
ナロータイヤ
株式会社タミヤ

*TTモーターで株式会社タミヤのタイヤを使用したい場合

TTモーター用車軸セット
株式会社ダイセン電子工業
D

単3型乾電池

公称電圧1.5V以下の単3型一次電池4本まで。必ずAかBの電池ケースに収納してください。

E

その他の材料

以下のものは自由に使用できます。記載のない材料の使用は禁止です。

・段ボール ・プラスチック段ボール ・スタイロフォーム ・発泡スチロール ・結束バンド ・ストロー ・輪ゴム類 ・紙類(画用紙、紙箱、牛乳パックなど) ・ひも類 ・リボン ・手芸モール ・竹串 ・竹ひご ・つまようじ ・割り箸 ・アイスの棒 ・スポンジ ・クリアファイル ・空のペットボトル(フタも含む) ・接着剤 ・ロボットに目をつけるためなどの装飾用のシール ・両面テープ、ビニールテープ、ガムテープ、養生テープなどのテープ類 ・ロボット内、コントローラー内、ロボットとコントローラーの配線のために必要な最小限のコード ・コード類を束ねるために使用する金属製ではない保護材
F

プログラミングキット

選手個人のロボットにプログラムで動きをつけたい場合、以下のプログラミングキットを使うことができます。ただし、「B-2スイッチ」「B-3コントローラー」「B-4電池ボックス」は使うことができません。

メイカーボード
ユカイ工学株式会社
※コントローラーをつくらなくてもかまいません。メイカーボードに使用できるセンサーはすべて使用してかまいません。使用の注意事項などは、以下のページの内容に従ってください。
https://makerboard.ux-xu.com/
※「D.単3型一次電池」とは異なり、定格1.5V以下の一次電池を3本まで利用できます。使用していいモーターの種類や個数は「ロボットとコントローラーづくりに使える材料」にしたがってください。
※メイカーボード以外のプログラミングキットを使用したい場合、事前に小学生ロボコン事務局に相談をしてください。使えるキットや材料などに制限があります。なお、プログラミングを使用したことだけによるアイデアの評価はありません。また、小学生ロボコン事務局から求められた場合は、プログラムを見せてください。
G

チームでつくるプログラミングキット

各チームでプログラムを組んだプログラミングロボットも使ってミッションにチャレンジします。プログラミングロボットには金色の土台が1個のっています。ゴールド島内にプログラミングロボットを着岸させることができると、高得点をかくとくできるチャンスがあります。

※プログラミングロボット本体と事前キャンプで使用するプログラムの書き込み用のパソコンは事務局が用意します。
※事前キャンプから全国大会前日までのあいだ、プログラミングロボットとプログラムデータは事務局が保管します。
※選手がプログラミングロボットにプログラムを書き込めるのは、原則事前キャンプと全国大会前日の決められた時間内となります。
※全国大会当日の1回目と2回目のミッションチャレンジでプログラミングロボットのプログラムを変えることはできません。

その他

全国大会当日の欠場などでチームメンバーが足りなくなった場合、主催者が対応を決定します。2人でチャレンジをおこなう場合、2回のミッションチャレンジ内でそれぞれの選手が同じ回数の参加になるように、ミッションチャレンジ前半は
「1回目:Aさん→Bさん→Aさん」
「2回目:Bさん→Aさん→Bさん」
など、チームメンバー内で順番を決めてください。
ただし、「Aさん→Aさん→Bさん」など、1人が2分間続けてチャレンジすることはできません。

よくある質問しつもん(FAQ)

Q1.
セッティングタイムがはじまる前に、競技フィールドの中に各選手のロボットを置いてもよいですか?
A1.
競技フィールドの中に置くことはできません。セッティングタイムがはじまる前は、競技フィールド外にある主催者が指定したエリアに置いてください(各スター島の近くにあります)。セッティングタイムがはじまる前であれば、このエリアに置くロボットをチーム内で入れ替えることもできます。
Q2.
スター島と海ゾーンを区切っている線は、スター島に含まれますか?
A2.
スター島に含まれます。
Q3.
競技フィールドの床面の紙の種類を教えてください。
A3.
ユポ紙(合成紙)となります。ご自宅のプリンターで出力する場合、レーザープリンターではなく、インクジェットプリンターをご使用ください。
Q4.
セッティングタイム中、スター島に置くロボットや動く土台の位置を決めるために定規を使うことはできますか?
A4.
できません。競技フィールドに持ち込むことができるものは、競技で使用するロボットのみとなります。
Q5.
ミッションチャレンジ中も資材倉庫にある橋をロボットにのせることはできますか?
A5.
セッティングタイムと同じく、選手自身の手で、自分の資材倉庫にある橋を自分のロボットにのせることができます。
Q6.
選手が橋をロボットにのせることができるスター島は、その選手がミッションチャレンジ前半にスタートしたスター島ですか?
A6.
ミッションチャレンジ前半は、その選手がスタートしたスター島で橋をロボットにのせることができます。ミッションチャレンジ後半は、どのスター島で橋をロボットにのせてもかまいません。
Q7.
ミッションチャレンジ中、ロボットに部品をつけ加えることはできますか?
A7.
リトライ時を含めできません。
Q8.
ゴールド島からスター島を経由して別のスター島まで橋をかけた場合、ゴールド島とこの別のスター島も「最も得点が高いかけた橋が島と島をつないだ数」による得点の対象になりますか?
A8.
対象になります。

〈 得点判定 〉

以下のそれぞれの図のような場合、何点とみなされるかを例示します。

例1.
動く土台2個に、2本の橋がのっている
➡ かけた橋に含まれる土台の数による得点:10点
例1 画像
例2.
動く土台1個に、1本の橋がのっている
➡ かけた橋に含まれる土台の数による得点:0点
例2 画像
例3.
固定土台(銀色)1個と動く土台1個の上に、1本の橋がのっている状態でかけた橋と、動く土台3個の上に、2本の橋がのっている状態でかけた橋がある
➡ かけた橋に含まれる土台の数による得点:40点
※最も得点が高いかけた橋に含まれる土台の数を採点します
例3 画像
例4.
ロボットが動く土台の上にのっていて、そのロボットの上にのっている1本の橋が、別の動く土台1個にものっている
➡ かけた橋に含まれる土台の数による得点:0点
例4 画像
例5.
動く土台2個の上に1本の橋がのっていて、そのうち1個の動く土台はロボットの上にのっている
➡ かけた橋に含まれる土台の数による得点:0点
例5 画像
例6.
動く土台3個と橋2本があり、1本の橋は2個の土台に直接ふれていて、もう1本の橋は土台の上にある橋と1個の土台に直接ふれている
➡ かけた橋に含まれる土台の数による得点:10点
例6 画像
例7.
動く土台3個と橋2本があり、1本の橋は2個の土台に直接ふれていて、もう1本の橋は土台の上にある橋と2個の土台に直接ふれている
➡ かけた橋に含まれる土台の数による得点:15点
例7 画像
例8.
ゴールド島に着岸しているプログラミングロボットにのっている土台(金色)と動く土台1個の上に、1本の橋がのっている
➡ かけた橋に含まれる土台の数による得点:115点
例8 画像
例9.
ゴールド島に着岸しているプログラミングロボットにのっている土台(金色)とスター島にある動く土台をつかって、プログラミングロボットとスター島をつなぐ橋をかけた
➡ かけた橋に含まれる土台の数による得点:140点 + かけた橋が島と島をつないだ数による得点:30点
例9 画像
例10.
ゴールド島にある動く土台とスタート島にある動く土台をつかって橋をかけた
➡ かけた橋に含まれる土台の数による得点:35点 + かけた橋が島と島をつないだ数による得点:30点
例10 画像
例11.
ゴールド島にある動く土台とスタート島にある動く土台をつかって橋をかけた
➡ かけた橋に含まれる土台の数による得点:35点 + かけた橋が島と島をつないだ数による得点:0点
※ゴールド島にある動く土台がゴールド島に完全におさまっていないため、かけた橋が島と島をつないだ数による得点は0点となります
例11 画像
例12.
シルバー島を経由して、ゴールド島からスタート島に橋をかけた
➡ かけた橋に含まれる土台の数による得点:75点 + かけた橋が島と島をつないだ数による得点:45点
例12 画像
例13.
動く土台2個に1本の橋がのっていて、その橋の上にのっている1本の別の橋が別の動く土台1個にのっている
➡ かけた橋に含まれる土台の数による得点:10点
例13 画像
例14.
かけた橋がゴールド島とスタート島をつないでいて、そのつないだ橋の上にのっている1本の別の橋が、シルバー島の固定土台(銀色)にのっている
➡ かけた橋に含まれる土台の数による得点:45点 + かけた橋が島と島をつないだ数による得点:30点
例14 画像

主 催
小学生ロボコン実行委員会
NHKエンタープライズ
科学技術館

後 援
NHK、全国高等専門学校連合会

特別協賛

協 賛

協 力
ユカイ工学株式会社 埼玉大学STEM 教育研究センター Tech Kids School

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