- ルールブックは大人の人と必ずいっしょに読んでください。
- ルールブックの内容は、更新される場合があります。本ページを定期的にご確認ください。特に、参加申込前や予選会前は必ずご確認ください。
- 「とうきょう予選会」「ぜんこく共通オンライン予選会」以外の予選会はそれぞれ独自のルールで開催されます。
- ルールに関する質問は、お問い合わせから受け付けます。
(shougakusei.robocon@nhk-ep.co.jp へのメールのみ/とうきょう 予選会・ぜんこく共通オンライン予選会以外の予選会でのルールに関する質問は各大会にお問い合わせください)
今年のミッション
(ぐれーと・びっぐ・ぶりっじ)
選手のみなさんは、ロボットを操縦して、フィールドに散らばっている土台や橋を組み合わせて、より大きな橋をかけることがミッションです。
ロボットはスター島から出発!港ゾーンにある動く土台を運んだり、橋倉庫にある橋を運んだり、土台にのせたりして、橋をかけていきます。
海ゾーンやスター島から遠くはなれたネクス島ゾーンにある固定土台に橋をかけたり、たくさんの橋と土台をつかって、みんながおどろく大きな橋をかけたりすると、より高い点数(得点)を獲得できるチャンスがあります。
制限時間は2分、ミッションをクリアするためのロボットや作戦を考えて、競技にチャレンジしてみよう!
競技フィールド

競技フィールド | 70cm×140cm |
---|---|
スター島 | 70cm×35cm |
港 | 70cm×10cm |
海 | 70cm×75cm |
ネクス島 | 70cm×20cm |
固定土台設置ゾーン | 直径約7.5cm |
橋倉庫 | 21cm×29.7cm以内(A4サイズ以内) |
フェンス | 競技フィールドの周囲に垂直に設置 |
競技フィールド | フェンス | 橋倉庫 | |
---|---|---|---|
大きさ | 70×140cm | 高さ5cm | 21×29.7cm(A4サイズ) |
素材 | 厚手マット紙(床面) | 木製 | 普通紙 |
その他 | カラー印刷した大きな厚手マット紙がベニヤ板の上にのりづけされています。 | 橋倉庫以外の競技フィールドの周囲に設置されています。 | カラー印刷した普通紙がベニヤ板の上にのりづけされています。 |
競技フィールド | フェンス | 橋倉庫 | |
---|---|---|---|
大きさ | 70×140cm | 高さ1~5cm (一定でなくても構いません) |
21×29.7cm(A4サイズ) |
素材 | 普通紙 | 指定なし | 普通紙 |
つくりかた | 近日公開する印刷用競技フィールドの情報をもとにつくってください | 本やブロック、ティッシュ箱などを並べてつくってください | 近日公開する印刷用競技フィールドの情報をもとにつくってください |
その他 |
|
橋・土台の作りかた
(競技用品)
競技での名前 | 土台(固定土台・動く土台) | ||
---|---|---|---|
役割 | 橋の土台 | ||
大きさ | 7オンス(205mL、高さ:約8cm、口径:約7.3cm、底の直径:約5.2cm) | ||
材質/色 | 紙製/白無地 | ||
作る人 | <とうきょう予選会> 主催者 <ぜんこく共通オンライン予選会> 参加する選手自身 |
||
土台の種類 | 固定土台 | 動く土台 | |
置く場所 | ネクス島ゾーン内の指定された場所 | 海ゾーン内の指定された場所 | 港ゾーン内 |
置きかた |
<とうきょう予選会> 小学生ロボコン事務局が競技フィールド図の位置に置きます。 |
<とうきょう予選会> 小学生ロボコン事務局が競技フィールド図の位置に置きます。 |
|
<ぜんこく共通オンライン予選会>
|
<ぜんこく共通オンライン予選会>
|
||
数 | 1個 | 2個 | 8個 |
線の色 | 赤 | 緑 | なし(白無地のまま) |
線のつけ方 |
|
なし(白無地のまま) | |
その他 |
|
競技での名前 | 橋 | ||
---|---|---|---|
役割 | 橋げた(人や車両などが通る部分) | ||
大きさ | 全長:約20~21cm、幅:約2cm(下記の作りかたで完成した大きさ)/元禄 | ||
素材/色 | 木製/色は自由です | ||
作る人 | <とうきょう予選会> 主催者 <ぜんこく共通オンライン予選会> 参加する選手自身 |
||
作りかた | 画像を参考にしながら、2膳のわりばしを組み合わせて1本の橋をつくります(計10本)。
橋の上から下までの幅ができるだけ同じになるように2膳のわりばしをくっつけて、セロハンテープで橋の3か所を固定してください。![]() |
||
置き場所 | 橋倉庫 | ||
数 | 10本(わりばし20膳) | ||
その他 |
|
ミッションチャレンジの流れ
(競技の流れ)
競技フィールド・動く土台と橋・下記0番:
参加選手自身で準備・セッティングを完了させてください。
競技フィールド・動く土台と橋・下記0番:
主催者で準備・セッティングを行います。
動く土台と橋のセッティング
以下のルールを守り、選手自身の手でセッティングしてください。
- 港ゾーンからはみ出さないように置いてください。
- 動く土台の口が空いた部分を下側にして、港ゾーンの床面に置いてください。
- 土台どうしが接していたり、フェンスやロボットに接していたりしないように置いてください。
- 橋倉庫からはみ出さないように置いてください。
- 橋どうしが接していてもかまいませんが、橋と橋倉庫の床面以外に接していてはいけません。
ロボットのセッティング
競技スタート前に、1分間のロボットのセッティングタイムがあります。
セッティングタイム中に、選手自身の手でロボット全体がスター島ゾーンからはみ出さないように置いてください。そのとき、スター島ゾーンに面したフェンスの内側にロボットが接していてもかまいません。
ベストパフォーマンスが出せるように、深呼吸をして気持ちを落ち着かせたり、緊張をほぐしたりして、心の準備もしておきましょう!
選手は準備ができたら、コントローラーをもって、審判に準備ができたことを伝えてください。
競技スタート
「スタート5(ご)秒前…3(さん)、2(に)、1(いち)、スタート!」
選手自身のロボットを自分で操縦して、以下のA~Cのミッションにチャレンジしてください。チャレンジする順番は自由です。
- 競技スタート後、選手自身の手で橋倉庫にある橋をスター島ゾーン内にあるロボットにのせることができます。
- プログラミングキットを使用している場合は、競技スタート後にロボットのスタートボタンを押すこともできます。
ロボットを使って、動く土台を港ゾーンからスター島や海、ネクス島に運びます。
橋倉庫にある橋をロボットに乗せて、橋を運びます。
橋倉庫にある橋は、ロボットがスター島ゾーン内にあるときにかぎり、選手自身の手でロボットにのせることができます。競技フィールド内にある橋は、ロボットが土台やロボットにのせたり、運んだりしてもかまいません。
運んだ橋を固定土台や動く土台にのせて、橋をかけます。
競技終了
2分の競技時間が終了するか、選手が「終わります」と宣言した時点で、ミッションチャレンジ終了となります。
得点の判定
ミッションをどこまで達成できたかによって決まる得点(競技得点)と、審査員によるロボットのアイデアについての得点(アイデア得点)を集計します。
得点
総合得点
最大(計)560点
競技終了時の「1. 動く土台を運んだ数」「2. かけた橋に含まれる土台の数」の合計得点を審判が採点します。
1. 動く土台を運んだ数
港ゾーンの外に、動く土台を移動させると得点になります。
2. かけた橋に含まれる土台の数
1本の橋を2個以上の土台にのせると、橋をかけたとして、得点になります。
かけた橋どうしがつながっている場合、1つの橋をかけたとします。
競技終了時に橋が2つ以上かかっている場合、最も得点の高い橋をカウントします。
得点は以下の土台の数で計算します。
※橋の置き方については、図解と説明を後日公開します。
以下のいずれか1つにでもあてはまる場合、その土台は得点になりません。
- 港ゾーン内にある土台
- 倒れた土台(土台の口が空いた側のふちの全面が、競技フィールドの床面に接していない場合)
最大(計)500点
アイデア得点は、審査員が採点します。
総得点(競技得点+アイデア得点)が同点で順位を決める必要がある場合の決定順序:
- アイデア得点①の得点が高い選手
- それでも同点の場合、アイデア得点②の点数が高い選手
- それでも同点の場合、アイデア得点③の得点が高い選手
- それでも順位が決まらない場合は、審査員の合議によって順位を決定
リトライ
競技時間内にロボットの調整などをしたいときは、審判に伝わるように大きな声で「リトライ」と言ったり、手を挙げたりして、リトライの合図をしてください。(リトライの宣言)
- リトライの理由はなんでもかまいません。
- リトライの宣言後、ロボットの調整をする場合、選手自身の手で、ロボットはリトライを宣言したときの位置で調整をしてください。ロボットをスター島ゾーンなどに移動することはできません。
- リトライの宣言後、競技フィールド内の橋を選手自身の手で橋倉庫に戻すこともできます。
- 再スタートするまでのあいだ、必要があれば選手は競技フィールドの中に入ることもできます。競技フィールドの土台や橋を動かしてしまった場合、審判の指示にしたがってもとの位置に戻してください。
- ロボットが変形してスタート時の大きさを超えている場合は、幅30cm×奥行30cm×高さ30cm以内に戻してください。サイズが戻るまでは再スタートできません。
- リトライ中も競技の時間は進みます。
- リトライの回数に制限はありません。リトライを宣言したことで減点になることもありません。
再スタートをするときは、審判に伝わるように大きな声で「スタートします」と言ったり、手を挙げたりして、スタートの合図をしてください。
ルール違反
- リトライの宣言から再スタートのあいだ以外の競技時間中、人がロボットやロボットから分離されたもの、土台や橋、競技フィールドにふれること。ただし、選手自身の手で橋を橋倉庫からスター島ゾーン内にあるロボットにのせること、プログラミングロボットのスタートボタンを押すことはかまいません。
- ロボットや土台や橋がフェンス上面に接したり、競技フィールドから出たりすること。ただし、橋倉庫から出されていない橋は除きます。
- 選手がコントローラーを引っ張ってロボットを動かしたり、コントローラーのケーブルなどで土台や橋を動かしたりすること。
- 選手以外が競技の手助けをすること。結果として手助けになった場合も含みます。
- 他の選手の妨害や非難などをすること。
- 審判団や小学生ロボコン事務局の指示に従わないこと。
- その他ずるい行為など、審判団の指示が不適切と判断したこと。
- 軽微なルール違反は反則とし、審判団が強制リトライを命じることがあります。この場合、残り時間で審判団が指示する位置から再スタートすることになります。ルール違反をして運んだ土台や橋の扱いは、審判団の指示に従ってください。
- 重大なルール違反は、失格になることがあります。この場合、得点などの記録も無効になります。
- 参加要項を守る必要があります(小学生ロボコン公式サイトにて後日公開)。
- 競技中の選手以外が、ロボットや競技フィールドなどに何らかの影響をあたえた場合、わざとかどうかにかかわらず、競技を中断したり、ルール違反になったりする場合があります。
ロボットの決まりごと
- 選手1人につき1台のロボットで参加してください。
- 「ロボットとコントローラーづくりに使える材料」に書いてある材料を使って、オリジナルのロボット1台を、材料の加工も含め、すべて参加する選手の本人がつくってください。またコントローラーも準備してください。
- 安全のため、既製品の物理的な改造、3Dプリンター、レーザーカッター、CNCフライスなどの自動工作機の使用、コントローラーをひもなどで首や体にさげることは禁止です。
- ロボットのサイズは、競技スタートの時点とリトライ宣言をしてからの再スタート時は、幅30cm×奥行30cm×高さ30cm以内でつくってください。
- キャラクターをつかう場合、そのキャラクターも選手自身が考えたオリジナルのキャラクターをつかってください。
- 競技スタート後、ロボットの機構としてかたちを変える(変形)ことができます。変形後のロボットのサイズは、幅60cm×奥行60cm×高さ60cm以内です。ただし、ロボットに人がふれて変形させることはできません。
- ロボットの一部をわざと切り離したり、打ち出したりすること(分離)はできません。ひもなどでロボット本体とつながっているものは、ロボットの一部とみなします。
- ロボットに乾電池をつけることは禁止です。
- この「ロボットの決まりごと」に違反しているロボットは競技に参加できません。競技中に違反が判明した場合、ただちに競技を中断し、得点などの記録も無効になります。
ロボットとコントローラー
づくりに使える材料
ロボットとコントローラーづくりに使える材料は、以下のA~Fの材料です。個数の制限がある材料は、それよりも少ない個数だけ使ってもかまいません。ロボットに使ってよいか分からない場合、必ず事前に小学生ロボコン事務局に問い合わせをしてください。
- ロボット全体で、モーターは4つまで使うことができます。
- コントローラー全体で、スイッチは4つまで、電池ケースは2つまで使うことができます。
- 電池は単3型一次電池を4本まで使うことができます。
※モーターをコントローラーに使うこと、スイッチや電池ケースをロボットに使うことは禁止です
※モーター、スイッチ、電池ケース、電池を改造すること、電池ケース同士をつないで使うこと、二次電池(充電池)を使うことは禁止です
大会推奨キット
その他の既製品
大会推奨キットに含まれている材料と同程度の性能のモーター、スイッチ、コントローラー、電池ケースなどを使用できます。
定格DC6V以上、0.3A以上、3ポジションのもの。ただし、これを使用する場合、事前に事務局にスペックシート(条件を満たしていることがわかるメーカー説明書などの資料。通販サイトなどの情報では不可)を提出してください。
定格1.5V以下の乾電池2本を直列につなげる構成のもの。
※それ以外のモーター、スイッチ、電池ケースの改造は禁止です。
※電池ケース同士をつないで使用することは禁止です。
タイヤ
以下のタイヤに限り、既製品を使うことができます。自作してもかまいません。
単3型乾電池
公称電圧1.5V以下の単3型一次電池4本まで。必ずAかBの電池ケースに収納してください。
その他の材料
以下のものは自由に使用できます。記載のない材料の使用は禁止です。
プログラミングキット
ロボットにプログラムで動きをつけたい場合、以下のプログラミングキットを使うことができます。ただし、「B-2スイッチ」「B-3コントローラー」「B-4電池ボックス」は使うことができません。
コントローラーをつくらないこともみとめます。
メイカーボードに使用できるセンサーはすべて使用して構いません。使用の注意事項などは、以下のページの内容に従ってください。
https://makerboard.ux-xu.com/
「D.単3型一次電池」とは異なり、定格1.5V以下の一次電池を3本まで利用できます。
使用していいモーターの種類や個数は「ロボットとコントローラーづくりに使える材料」に従ってください。
なお、プログラミングを使用したことだけによるアイデアの評価はありません。また、小学生ロボコン事務局から求められた場合には、プログラムを見せてください。